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1回0.5円で貧血や栄養失調などの病気をチェックできるマーカーペンの紹介。

 

「ABC News」と「Duke Global Health Institute」が開催している「Be the Change: Save a Life Maternal Health」をはじめ、あちこちのコンペで優勝している発明品です。

 

Antenatal Screening Kit(出生前検査キット)

Johns Hopkins University(ジョンズ・ホプキンス大学)」の学生らは、妊娠中の女性や新生児の病気を予防できるペンサイズの出生前検査キット「Antenatal Screening Kit」を開発しました。

 

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使い方

開発したペンで、ろ紙に線を引いて溶剤をつけます。そして、患者は妊娠検査薬のように紙片に尿をつけます。もし陽性であれば、ペンのキャップカラーと同じ色に変化します。

 

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確認できる症状

体内のタンパク質、ぶどう糖、ヘモグロビンなどをテストすることで、以下の症状について確認することができます。

  • 妊娠性糖尿病
  • 栄養失調
  • 尿路感染症
  • 貧血
  • 新生児黄疸
  • 子癇前症
  • 痙攣性子癇

各症状をチェックするための専用のペン(キャップの色が異なる)が用意されていて、それぞれのテストにかかるお金は約0.5円です。ちなみに、従来の尿検査では1回20円かかっていました。

開発背景

発展途上国の中には妊娠した女性のうち99%が亡くなる国が存在します。そのうち90%は、単純な病気のチェックによって回避できるとされています。

 

現在、保健職員たちは、発展途上国で村から村へ移動して病気を確認していますが、このペンがあれば検査キットを配達するだけで済むため、作業量を大幅に軽減できます。

 

ペンの開発により、生命に関わる病気を早期に検出できるようになり、本来は落とす必要のない命を毎年数百万人単位で救うことができるようになるそうです。

 

動画

 

Device Has the Potential to Prevent Millions of Unnecessary Deaths Each Year.

引用元:Be the Change: Save a Life

 

引用元の記事を読んでいたら、この製品は若い学生たちの情熱によって作り上げられたことが伝わってきた。本来は元気に生きていたはずの”不要に命を落としている人たち”を助けたいという熱い思いが、完成した1本のペンからひしひしと感じられた。