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2011年5月20日から22日までの3日間、東京銀座にあるソニービル8FでSmartARの体験イベントが行われていたので早速体験してきました。

 

SmartAR(スマートAR)

ソニー(SONY)」は、カメラで撮影した際に画面内に情報を表示できる「AR拡張現実感)技術」を進化させた統合型AR技術「SmartAR(スマートAR)」を発表しました。

 

2次元バーコードなどのマーカーを使わずに物体を認識でき(マーカーレス方式)、カメラの動きにあわせて付加情報を追従させ、現実の3D空間上に表示できます。

 

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無彩色のポスターにかざして画面をタッチすると色鮮やかなカラーポスターになりました!

特長

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システムの全体概要図。SmartARブロックが画像を受け取り、パターンの認識とコンテンツの合成を指示しています。3D空間認識ブロックはスマートフォンには搭載されていませんでした。

 

マーカーレスAR:形状認識でマーカーが不要に!

SmartARでは、ポスターや洋服などの模様や物体をそのまま認識することができるようになっています。ちなみに、認識辞書内の特徴点は2次元データですが、多少の角度なら推定できるそうです。

多少カメラが手ぶれしていても、さらっと認識してくれる。マーカーを登録するコスト(手間ひま)は企業秘密。

 

従来のAR技術では、バーコード画像(CyberCodeなど)を用いて、その上にオブジェクトを貼り付ける手法が一般的でした。

 

高速・ピッタリAR:認識した物体はしっかり追従!

いったん物体を認識すると、カメラを動かしたり、目の前を人が横切っても見失わないように追従することができます(画像トラッキング技術)。

意外と頑健性が高く、距離を離していっても認識し続けていた。手でさえぎっても2秒くらいは維持してた。

 

ARインタラクション:画面に触れるとリアクション!

表示されたAR情報にタッチすると、そのオブジェクトに関するコンテンツ情報を表示することができます。たとえば、洋服をタッチするとブランド名や取り扱っているサイズ、価格といった情報を見ることができます。

レスポンスよく反応してくれた。見せ方にもう少し工夫が必要だけど、可能性は秘めていると感じた。

 

3D空間認識&物理エンジン:仮想空間を現実空間にマッピング!

現実空間の3D構造を認識して、仮想的なキャラクターを配置し動かすことができます。デモでは物理エンジンを活用し、テーブル上でボールをポンポンと跳ねさせていました。

イベント会場のスマートフォンには搭載されていなかったので、動作確認はできなかった。処理が重いらしく、デモ用PCにしか入っていないみたい。

 

類似技術にPTAM(Parallel Tracking and Mapping)がありますが、今回の技術はさらに動作速度が向上しているそうです。

 

操作方法

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いたって簡単♪

 

1. 見たいものにカメラを向ける

スマートフォン(Xperia)を用意されている対象物(メニューやコップ、洋服など)にかざします。

 

2. インジケーターをタッチ

認識すると物体の周囲に白い枠(インジケーター)が表示されるので、タッチします。

 

3. ターゲットの情報を表示

画面上に仮想的な情報画面が表示されるので、見たい情報を確認します。いったん認識が終わるとカメラを向けなくても情報が表示され続けるので、手元で情報を確認することができます。

 

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カフェのメニューを認識させると、ARで表示されたメニューをペラペラめくることができて、オススメのメニューも教えてくれます。

 

今回のデモはスマートフォンが中心だったけど、NGPやPlayStationに搭載して、面白い体感型ゲームが実現してほしい。ARの用途としては、情報表示がメインだったけどもっと裾野を広げてほしいな。