20110513_retro_1

 

ライターの発明により姿が消えてしまったマッチですが、復活の兆しを見せつつあるので紹介。立役者は、神戸の老舗企業で、いままでにない新しい製品を次々と発表しています。

 

ナカムラマッチが国産マッチの火を守る

20110513_retro_7

 

創業100年の老舗「ナカムラ」から2011年1月に発売された、一風変わったデザインのマッチ「レトロラベル スチール缶マッチ」の売れ行きが非常に好調です。

 

見た目は、プロペラ機や帆船があしらわれたオシャレなスチール缶の小物入れですが、ふたを開けてみると、マッチがギッシリ詰まっています。

 

20110513_retro_2

昔のマッチ箱のラベルを復刻したナカムラマッチのレトロラベル缶マッチ

缶マッチの特長

水に強い

アウトドア、防災備蓄対応の缶マッチで、缶のおもてが水に濡れても大丈夫なように、ふたの裏側にマッチをこすって着火させる薬剤が塗ってあります。

 

湿気にも強い

スチール缶で密封されているため、湿気に強いという特長を持っています。

 

マッチ箱には見えない洗練されたデザイン

印刷されているデザインは、明治、大正時代に使われていたマッチ箱の復刻ラベルで、レトロな雰囲気から高級料理店などに置いても映えそうです。

 

2こまッチ

2007年に発売された「2こまッチ」は、マッチ箱の裏表両面を2コマ漫画に見立て、神戸の名所にまつわる内容をコミカルに描いた商品になっています。

 

20110513_retro_3

神戸をテーマにした2こまッチ・Aタイプ(左)と、2こまッチ・Bタイプ(右)

 

20110513_retro_4

TVデザインの2こまッチ・Cタイプ(左)と、シアターデザインの2こまッチ・Dタイプ(右)

 

バースデーマッチ

2009年に発売された「バースデーマッチ」は、マッチ棒の長さが通常の2倍の10.5センチメートルあります。これは、誕生日を祝うケーキにたくさんのロウソクが刺してあっても、手が熱くならずに点火できるようになっていて、使い勝手のよさから話題になりました。

 

20110513_retro_6

バースデーケーキのキャンドル用にデザインされた「バースデーマッチ(BirthdayMatch)」

 

ワケトンマッチ

2011年3月に発売された「ワケトンマッチ」は、神戸市のゴミ分別キャラクター「ワケトン」と環境にやさしいナカムラマッチがコラボレーションした商品です。

 

20110513_retro_5

左からワケトン、トコトン、ワケニャン、ワケピー、ワケヘン!

 

完全に役目を終えたと思っていたマッチだけど、意外なところで需要は生まれるんだと思った。マッチの弱点をスチール缶に入れて対応して、いろんなバリエーションのマッチを出すことで、ライターにはない魅力を引き出せたと思う。

 

一時期は中国製マッチの進出で国内のメーカーはほぼ全滅してしまったけど、残った企業が死にものぐるいで努力した結果、すばらしい商品が生まれたんだと実感。ピーク時の2%にまで落ち込んでしまったマッチ産業を是非とも蘇らせてほしい。