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アニメのような話ですが、とうとうレーザーが武器になるときがやってきてしまいました。

 

従来のレーザー光線は、水分を含んだ空気中を通過すると減衰してしまい(威力が弱まり)、特に海の上では全くと言っていいほど使い物になりませんでした。

 

今回は、その弱点を乗り越えた次世代のレーザー光線銃のおはなし。

 

Maritime Laser Demonstrator (MLD)

アメリカ海軍は、レーザー光線「Maritime Laser Demonstrator:MLD(実演用海上レーザー光線)」の試験を行い、海上の小型船1隻をレーザー光線で破壊することに成功しました。

 

MLDは、「海軍研究局(Office of Naval Research:ONR)」と「ノースロップ・グラマン(Northrop Grumman)」と共同で、2年半かけて開発されました。この間に投じた資金は$98 million(およそ82億円)にのぼります。

 

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15kwの固体レーザーを照射するMLDを退役した駆逐艦(USS Paul F. Foster)に設置

 

実験内容

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海上で実施されたMLDの公開実験のイメージ図(船舶だけでなく航空機へも攻撃可能)

 

ONRは、4月6日カリフォルニア沖で行われた先の実験で、武器として機能するために必要な高出力レーザーを海上で初めて記録できたとしています。

 

また、これまでレーザーは海のような動的な環境を苦手としていて、武器としては、ほとんど役に立たないと思われていましたが、今回の開発によって価値が見直されるだろうとしています。

 

レーザーによってボートのエンジンがゆっくりと燃やされている映像

 

現状はキロワット級のレーザーだけど、2020年までにメガワット級に改良して、1秒間で600mの鋼鉄をカットできるようにするらしい(こわっ。

 

軍事的なところじゃなく、もっと他の分野に力を入れてほしい。でも、そうやって科学が進歩するのも否定出来ないし、うーん。。。