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スローモーション撮影でよく取り上げられるのは、ミルククラウンだったり、水風船を割った瞬間だったりしますが、こういった普段身の回りで起こっている出来事に対して、驚きや新鮮さを与えることができる技術ってなかなか無いと思います。

 

今回は、一瞬の出来事をゆっくり再生することができる超高速動画撮影技術の紹介。

 

超高速光イメージング技術

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東北大学」の須川成利教授らは、「島津製作所」と共同で、1秒間で2000万コマの撮影が可能なCMOSイメージセンサを開発しました。

 

これにより、1マイクロ秒(0.000001秒)間に起こる変化、たとえば、物質の変形や破壊といった超高速現象を解明することができ、新しい材料や加工技術を開発することが期待されます。

2000万コマ/秒で何が撮れるの?

CMで流れている自動車の衝突実験は、1000コマ/秒の高速度ビデオカメラで撮影されています。それよりも速い現象、たとえば筋肉の細胞が収縮する様子、レーザー加工の様子などが観察できるようになります。

 

この技術は一般の人に直接使われることはないと思いますが、レーザー細胞手術の発展によって今まで治せなかった病気を治療できるようになったりと、間接的な恩恵が得られると思います。

 

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撮影の様子

エアガンから発射された弾がガラス板に当たって亀裂が入っていく様子。

 

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#はコマ数、カッコ内の数字は1コマ目からの経過時間(マイクロ秒)

(181コマ目で9マイクロ秒経過)

 

2000万コマ/秒の超高速動画撮影が可能なCMOSイメージセンサの開発に成功-超高速現象の解明へ道-

引用元:科学技術振興機構(JST)

 

基礎の基礎にあたる研究だけど、こういうところにもっとスポットライトが当たって欲しいと思う。日本は資源もないし、人の数も少ない。だからこそ、技術でお金を稼ぐしか豊かになれる道はないと思う。目先の利益も大事だけど、10年先を見据える研究が衰退したら日本は終わる。