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東京大学」の羽鳥恵、廣田毅、および深田吉孝教授らは、夜間に光を浴びると脳の中で覚醒作用がある新しいホルモン「7α-ヒドロキシプレグネノロン」が分泌されることを発見しました。

 

ヒヨコを使った実験で、ホルモンの分泌を促したところ、歩行が活発になり活動量が増加しました。人でも同様のメカニズムが働いていることを確認できれば、不眠症や時差ボケなどの改善薬が開発されるかもしれません。

 

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「7α-ヒドロキシプレグネノロン」をコントロールすることで、睡眠と覚醒を制御できるかも!?

 

ホルモンとは

どんなもの?

体のなかのいろんなところで作られるもので、無色透明です。種類は100種類以上あり、その数は日々増えています。今回の研究結果から、またひとつ増えました。

どんなはたらき?

各ホルモンはいろんな働きを持っていて、たとえば、体の水分が少なくなってくると、尿を濃縮させて水分が逃げるのを防ぐホルモンが腎臓から出て、のどの乾きを高めて水を飲ませるホルモンが脳から出ていきます。

 

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体内に分布する主な内分泌腺とホルモン

 

研究概要

ヒヨコは頭頂部にある松果体という部分で光を感じて、睡眠や覚醒といった行動に影響を与えています。今回は、この松果体のなかに「7α-ヒドロキシプレグネノロン」が出ていることを発見しました。

 

日没後、人工的な光をヒヨコの頭に当てたところ、このホルモンの量が増加していて、歩行が活発になっていました。光を当てずに、このホルモンを投与した場合も、同様に行動が活発になり効果を確認しています。

 

これまで、松果体は睡眠を促すメラトニンを作る器官として知られていましたが、今回の発表により、睡眠の促進を覚醒の両方のホルモンを作り出していることが分かりました。

 

光による概日時計の時刻合わせと目覚ましの仕組みを解明

引用元:プレスリリース – 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

 

不眠症や時差ボケを治療できたら嬉しいなー。海外旅行のときとか便利そうだし。いまの睡眠薬は化学薬品を使っているけど(たぶん)、人間本来が持っている脳内ホルモンを使えたら安全性が高くなりそう。もっと色んなホルモンが見つからないかなー、IQ高めるやつとか。