でっかい充電池みたいな電気自動車は、家庭用の外付けバッテリーになると思う。電気料金の安い夜間に充電して、車を使わない日は家の中の電気製品にまわすことで電気代を浮かせる。充電池としての耐久回数は減るけど、家庭用太陽光発電の充電先にもなるしメリットが多い。

 

今回は、意外と高い電気代を浮かせてくれる賢い電気製品の紹介。

 

電気料金を考慮する「スマート・ホームアプライアンス」

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韓国の電機メーカー「LG Electronics(LG電子)」は、「LG THINQ」と呼ばれる独自技術を搭載した家電製品「スマート・ホームアプライアンス(賢い白物家電)」を発表しました。

 

電気料金の安い夜間に運転する洗濯機や、自動掃除ロボットなど、先進的なスマート家電が多数発表されています。

 

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すべての家電がネットワークで繋がっているLG電子の新技術「LG THINQ」

白物家電業界をリードする「LG THINQ」テクノロジー

下記、5つの技術を総称して「LG THINQ」と呼ぶようです。

  • スマートグリッド(Smart Grid)
  • スマート診断(Smart Diagnosis)
  • スマートアクセス(Smart Access)
  • スマートアダプト(Smart Adapt)
  • 食品管理(Food Management)

 

スマートグリッド(Smart Grid)

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スマートグリッドとは、一般的には「次世代の送電線網」を指します。ここでは、電力事業者(電力会社)と消費者(利用者)の間で電気料金に関する情報をやり取りして、最も安い時間帯に家電製品を動かすように計算しています。

 

夜間など電気料金の安い時間帯に、洗濯機を動かしたり、冷暖房器具を動作させたりします。また、冷蔵庫では安い時間帯に庫内温度を下げておくことで、普段の温度設定を少しだけ上げて電気代を浮かすといった賢い動作もします。

 

スマート診断(Smart Diagnosis)

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スマート診断は、家電製品に問題が起きた場合に、ユーザーのパソコンやスマートフォンに連絡します。たとえば、冷蔵庫のドアが開けっぱなしだったり、洗濯が終わったけど洗濯物が取り出されていない場合に通知が来ます。

 

スマートアクセス(Smart Access)

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スマートアクセスは、自動で動かしている家電製品の監視や、制御を行います。外出時でも、スマートフォンを通して、掃除機がどこを掃除しているかを見れたり、冷蔵庫の中身を確認したりすることができます。

 

スマートアダプト(Smart Adapt)

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スマートアダプトは、更新(アップデート)システムです。たとえば、電子レンジならレシピ集を、洗濯機なら毛布洗濯時の設定などをインターネットやサーバーPCからダウンロードしてくることが出来ます。ユーザーのライフスタイルに応じて必要なオプションを選ぶ感覚ですね。

 

食品管理(Food Management)

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食品管理システムを使うと、食材の有無はもちろん、冷蔵庫のどこに必要な食材があるかを確認できたり、最近購入した食べ物を簡単に確認することが出来ます。また、各食材の消費、賞味期限も管理しているので、期限が近づいたら教えてくれます。

「LG THINQ」製品一覧

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6Motionテクノロジー(6種類の振動方法)搭載の洗濯機(左)、冷蔵庫(右)

 

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2種類の温度で料理できる電気ダブルオーブン(左)、掃除機(中)、食器洗い機(右)

 

電気料金が安い時間帯に電気機器を動かすアイデアは昔からあったけど、ここまで完成度の高いものを日本より先に韓国が作ったことに、時代の変化を実感。