当然ですが、赤ちゃんはしゃべることが出来ません。でも、笑っていたり、怒っていたり、表情から感情を推し量ることは出来ます。それをもう一歩進めて、脳の働き方から感情を読み取れないかと考えているのが、今回紹介する研究です。

 

[玉川大学] 赤ちゃんの脳を研究「赤ちゃんラボ」

20110119_baby_1

 

玉川大学(脳科学研究所)」の「赤ちゃんラボ」は、乳児に特化して脳を調べる世界でも珍しい研究組織です。赤ちゃんの脳の発達度合いや、意思決定の過程を調べ、得られた研究成果を社会で活用しています。

 

赤ちゃんの好みをもとに玩具を開発

乳児が好む絵柄や音を使った「すくすくプレイマット」を開発し、2010年に発売しました。売れ行きは好調で、2011年も引き続き新しい玩具を発売する予定です。

 

20110119_baby_2

豊富な機能で赤ちゃんを飽きさせない「すくすくプレイマット」

まるで保育園のような研究室

待合室として、色とりどりのマットや、遊び道具が置かれた保育園のようなラウンジがあります。その徹底ぶりは、オムツ替えや授乳も出来ちゃうほどです。

 

20110119_baby_3

「くまのぬいぐるみ」が目印のラウンジ内にはオモチャや絵本がたくさん

 

その隣の部屋は、赤ちゃんをモニターするための、脳波や脳血流などを計測する装置、ディスプレイなどが設置されています。ディスプレイに次々と人の顔や物などを表示して、それを目にしたときの脳の働きを測定します。

 

20110119_baby_4

赤ちゃんの機嫌や健康状態が良ければ調査室へ

 

脳の働きを見れば、一見わかりづらい赤ちゃんの好みや意思を汲み取ることも出来るようになります。また、大人の脳の働きと比較して、物事を認識したり判断したりするための知能の発達の様子も調べているそうです。

 


 

赤ちゃんだけでなく、言葉を持たない動物にも応用できそうな研究。バウリンガルやミャウリンガルは、発音の抑揚(音量)や高低(周波数)を使っていましたが、脳波や脳の血流から直接心の声を聞くことが出来たら凄い世界になりそー!