ケータイを開いて、地図アプリを立ち上げれば今ドコにいるかが一瞬で分かる。とても便利な世の中になってきましたよね。

 

今回は、さらにもう一歩踏み込んで、そこから新たなサービスを展開しようとしている企業の話。

 

ジオメディア(Geo Media)

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ジオメディア」と呼ばれる新しいサービスが急速な広がりを見せています。

 

ジオメディアとは、

 

ネットと現実の”場所”を結びつけ、

人の移動や消費、情報の発信を促すシステム

 

のことを指します。

 

たとえば、

 

「近くに誰がいて、どんな店があるのか?」

 

こんな投げかけに答えてくれるサービスが、続々と登場してきています。

PinQA(ピンカ)

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「NTTレゾナント」の情報サイト「PinQA(ピンカ)」は、GPS連動の街情報サービスです。その街のなかの飲食店や、イベントなど、旬の情報を簡単に共有できます。

 

たとえば、

 

「近所でクリスマス気分を味わえる場所は?」

という質問に対して、

 

「昭和記念公園がいいですよ」

といった回答が寄せられました。

 

GPSを使って、自分たちの街に訪れた観光客や、近所の人をサポートする仕組みが出来ていて、これからの発展に期待したいですね。

 

コロニーな生活PLUS(コロプラ)

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コロニーな生活PLUS(コロプラ)」とは、仮想の街を育てるゲームです。

 

このゲームのポイントは、2つあります。

 

1. ユーザーが移動した距離の分だけ街づくりを進められる

このシステムによって、ゲームを早く進めるために、普段は行かないようなちょっと遠い場所に行ってみようかな、という気になります。そして、人が動けば、ゴハンを食べたり、飲み物を飲んだりと、お金が落ちやすくなり、消費が促されます。

 

2. お店でお土産を買うと、ゲーム内でも同じ物が(アイテムとして)手に入る

コロプラが認定したお土産を販売するお店、つまり実際に存在する店舗に、ゲームを通じて足を運んでもらう仕組みを作りました。

 

家でネットをしたり、携帯電話でゲームをしていたユーザーの活動を活性化することで、今までにない需要を掘り起こした形になります。

Amazonや楽天で、簡単に家にいながら買い物が出来るようになり、こうした「巣ごもり型」のユーザーが増えているなかで、インターネットを使った人を動かす仕組みを考えたのは凄いですね。

 

ちなみに、ここで認定されているお土産は、コロプラの社員が「旅費を払ってでも買うべき品」として厳選されているので、かなり質が高いです。

秋田県大潟村の「野の花シフォン」は、最寄り駅からタクシーで6000円かかるにも関わらず、多いときには全国から1日200人の来客がありました。

 


 

ジオメディアは、AR(拡張現実)と結びついて、今後さらに発展を遂げると思います。そして、そのときには、今回紹介したサービスのように、ウェブ上ではなく、現実世界でお金を消費するシステムが増えてくると思います。

「野村総合研究所」も、飽和感が強まる通信市場において「GPSを用いた位置情報を活用すれば、今の3~4倍のお金を生む」と期待を膨らませています。

 

人や物が動けば、お金も動いて、新しい情報が発信されて、今までになかったコミュニティーが出来上がる、そんな好循環が生まれることを期待したいなー。