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カフェ風に、メニューやレシピ、写真をとめても♪(ワイヤークリップ)

 

たまには家電の未来について語ってみよう。「FPD International 2010」が11月10日から始まるのでテレビのお話。

 

2010年11月現在、世界中で放送されている3D映像は、左目と右目用の画像を左右に配置して1画面を構成しています。この方式を「サイド・バイ・サイド」と呼んでいます。

上下に分割する「トップ・アンド・ボトム」方式もあります。

 

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出典:科学技術動向研究センター

 

特長は、縦横の画素数が既存の(2Dの)デジタル放送と同じだということです。ということは、既存の放送設備をそのまま流用できるので、3D放送への切り替えコストが安く済むんですね。

 

でも、この放送チャンネルを2Dで見ても縦長の画像が2つ並んでいるようにしか見えません。せっかくデジタル放送対応テレビに買い換えたのに、面白そうなが3D番組が見れないよ~!ってことになります。

強引に見ようとするには、例えば左目用の画面(縦長画像)を横に伸ばす必要があり、画質の劣化が避けられません(横が960画素の映像を倍の1920画素に拡げる)。

 

そこで、今までの2Dテレビでも(何もせずに!)、3D放送を2Dのハイビジョン番組として見ることができる、新しい3D放送規格が出てきました。この方式が採用されれば、わざわざ3Dテレビを買わなくても済みます。

9月にベルリンで開催された「IFA 2010」にて、「Sisvel Technology(シズベルテクノロジー)」が発表した「3D Tile Format(3Dタイルフォーマット)」は、画面左上に従来のテレビ用の映像を配置するという方式でした。(参考資料:PDFファイル

 

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出典:科学技術動向研究センター

 

左目用と従来のテレビ用を共用し、1280×720のハイビジョン映像を映して、右目用の映像を残りの部分に割り当てています。これにより、放送方式を変える必要なく、情報を少し書き換えるだけで、従来のテレビでも2D映像を楽しむことができるというわけです。

 

デメリットは、右下の区画を使わない分だけ3D映像の情報量が落ちてしまうことです。しかし、3D非対応テレビで映像を見れるということは、それ以上の価値があると思います。もちろん、ここも無駄なく使えるようになれば最強のフォーマットになります。

 

画質を落としたくなければ使い分けてしまうという手もあります。

 

例えば、ブルーレイディスクの高品質な映像や、映画は「サイド・バイ・サイド」で流し、バラエティやドラマといった通常の番組は(2Dテレビでも見れる)後方互換性を持たせた「3D Tile Format」で流す、という感じで。

 

いずれにせよ、消費者にとって一番メリットの高い方法を選択していってほしいですね♪