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フードファディズム―メディアに惑わされない食生活(高橋久仁子)

 

しっくりくる言葉が見つからないって時ありませんか。今更かもですが、「フードファディズム(Food Faddism)」という言葉を知り、自分の中でしっくりきたので紹介。

 

フードファディズム(直訳:偏狂的な食生活)とは、大体こんな意味らしいです。

食べものや栄養が健康と病気に与える影響を過大に信じること、科学が立証した事実に関係なく何らかの食べものや栄養が与える影響を過大評価することである。科学が立証したことよりもその影響を信じ固執していることである。
なおフードファディズムの対象となりやすいものは、健康に好影響をもたらしそうな食品、有害性が疑わしい食品をはじめとして、ダイエット食品、健康食品、ミネラルウォーターなど様々である。

引用元:フードファディズム – Wikipedia

 

有名なTV番組で、ある野菜を取り上げたら、その翌日にはスーパーで売り切れるといったコトが起きてて、”これって異常だな~”と思ってたけど、その現象にこの言葉がぴったり当てはまりました。

それまでは、行き過ぎた医食同源という表現しかできなかったので(汗;

なんで、こんな現象が起こるようになったのか考えてみた

1. 食料が十分に供給されていること

当然ですが、飢餓で苦しむ途上国では食品の取捨選択なんてできません。日本では、スーパーに行けば色んな種類の食品が置いてあります。だからこそ、よりイイものを選びたいという欲求が増してくるんですよね。

 

2. 食に対する安心感がなくなってしまった

産地偽装、狂牛病、毒ギョウザ問題など、食品による健康被害が多数発生したことで、消費者の食への不信感が募ってきたんだと思います。

 

3. マスコミ(TV、雑誌など)の偏った情報

食料品メーカーは自社製品を売り込むため、あれはダメ、これはイイといった過剰な表現を使う傾向にあります。たとえば、ミネラル豊富な食品を「イイ!」、塩分が多い食品を「ダメ!」と叩くことで、購買意欲を煽るのは”不安便乗型ビジネスモデル”の典型的な例です。

 

「イイ!」ものだけを食べ、「ダメ!」なものを食べないようにしても、それはきっと健康的な食生活とは言えないと思います。例に挙げた塩分は少なくとも人間が生きるためには必要だと思うので。

 

4. イメージに流されやすい人が沢山いる

3つ目の続きですが、「TVで宣伝してた」、「芸能人が本に書いてた」といった理由だけで深く考えず、「コレはイイ食品なんだよ!」と言ってる人が多い気がする。

 

これは、周り(特にインターネット)から入ってくる情報が多すぎて、ひとつひとつのことを考える時間が無くなり、結果として何も考えず情報をそのまま理解してしまう人が増えたのかなぁ。

 

5. 次から次へと色んな”効果”がやってくる

健康、美肌、美白、…効果のある成分、多すぎです。全部摂ってたら不健康になりそう。

「βカロチン」 「オレイン酸」 「ドコサヘキサエン酸」 「クロレラ」 「天然酵母」 「有精卵」 「プロポリス」 「オリーブオイル」 「黒酢」 「黒砂糖」 「食物繊維」 「ポリフェノール」 「カプサイシン」 「イソフラボン」 「カプサイシン」 「カテキン」 「オリゴ糖」 「コエンザイムQ10」 「α-リポ酸」 「ウコン」…。

まとめ

一般的に「ダメ!」と言われているジャガイモには有害物質のソラニンが含まれていて、2kg以上食べると中毒を起こす可能性がありますが、一度に2kgのジャガイモを食べたりしませんよね。

 

反対に、

 

一般的に「イイ!」と言われているカテキンも抗菌作用が強くて注目を集めましたが、大量に摂取すると、体を守ってくれる菌までやっつけてしまうという研究報告もあります。

 

大事なのは、食品に含まれる成分の”適切”「摂取頻度」と「摂取量」を知って、守ること。これは、薬の「用法」「用量」とまったく同じだと思います。

 

健康を守ってくれる食品も、薬と一緒で摂り過ぎると毒になるってことですね。